●夏の昼に食べるもの
長い梅雨が明けて、喜んだのもつかの間。毎日照りつける日差しにやられっちまっています。朝の収穫を終え、野菜の荷づくり、出荷、草刈りなどをしているとお昼にはもう頭ぐらぐら。体ふらふら。もうだめだ…となっています(鍛えられていないだけかも)。
そんな日、お昼に食べるのは決まって麺。そうめん。うどん。ひやむぎに冷やし中華をローテーションでちゅるちゅる。毎日どっさりとれるきゅうりやオクラ、しそやトマトをほとんど調理せず食べられるのもいいんです。めんつゆは煮干しと昆布だしに醤油やみりんを入れたものを使っていますが、冷やし中華のたれはこんな感じでつくっています。
①練りからしと少量の水を小瓶に入れ、かき混ぜたらふたをして少しおく(辛味を出す)。②そのあと黒酢を入れ、ごま油と醤油を少し。③シャカシャカ振って麺や具材にどばっとかけて食べる。
作家の石田千さんのエッセイにあった冷やし中華のエピソードが好きで、今年初めて黒酢を買いました。これがあれば市販のたれはいらないです。
イラストは草刈りするときの私の装備。これだけやっていても布の隙間から虫に刺されるので、養蜂家が使うようなネットを購入しました。 (照手)
●トマトと私
サンティオが大好きです。
甘みと酸味のバランスがよく、生食も加熱もイケる。また、二十代のころ暮らしていたタンザニアのトマトの味によく似ているのも、好きな理由の一つです。
タンザニアではよく、カチュンバリというサラダを食べていました。薄切りの赤タマネギを塩で揉んで水にさらして水気を切り、薄切りのトマトとみじん切りの青トウガラシ(今はハラペーニョ)を混ぜ込んでライムかレモンを絞ります。素揚げのヤギ肉や豚肉と一緒に食べると最高でした。夏によくつくるこのサラダに、サンティオは欠かせません。
また、ムチュジという煮込みも、タンザニアの定番料理です。つぶしたニンニクと薄切りのタマネギをたっぷりの油で炒め、ヤギ肉(ラム肉や鶏肉でもよい)を投入。焼き目がついたら刻んだトマトを加えて煮込む。これでご飯は1合ペロリなのですが、これにもやはりサンティオ。
こんな偏った使い方をしていたサンティオですが、つい最近、大発見がありました。そう、酢サンティオです。続きは料理メモをお読みください。
(友亮)
●ロゴマークのこと
菜園みどりののロゴマークは、東京にある雑貨メーカー、「星燈社(せいとうしゃ)」に制作してもらいました。
9年前にスタートした星燈社は、手描きの図案をもとに、茶筒や手ぬぐい、ぽち袋などの製品を作っています。
図案は足元の草花や身近な生き物がモチーフになっており、素朴でやさしい風合いが魅力で、個人的に大好きなメーカーです。
菜園みどりののロゴマークには、色んな形の野菜がちりばめられています。「この野菜はなんですか?」「なんの豆ですか?」とお客さんに聞かれることがあります。
季節によっていろんな野菜がとれるので、同じ豆でも初夏ならソラマメ、夏なら枝豆、というふうに見え方が変わるかもしれませんね。